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田中将大が巨人入団会見 阿部監督の印象「考えられていることが周りよりも長けているんだろうな」

スポニチアネックス 2024年12月25日 13時57分

 楽天から自由契約となり、巨人と契約合意した田中将大投手(36)が25日、都内のホテルで入団会見を行い、新天地での意気込みを語った。背番号は「11」に決まった。

 会見には阿部慎之助監督、吉村禎章本部長も同席。田中は「この度、巨人軍と契約させていただきました田中将大です」と第一声。「子供の頃からファンだったジャイアンツのユニホームを着られることを光栄に思っております」と語った。

 そして、200勝まであと3勝と迫る中、「残り3勝だと言うところをフォーカスされますけど、3勝で終わる気はありませんし、一つでも多く貢献したい。まだまだ自分自身はできるということを証明したい」と意気込んだ。

 巨人入団の決め手については「やりがいというところを感じたい、というところで自由契約になっていた。そういう中でジャイアンツにお声がけいただいてうれしかった。一番熱くお声がけしていただいたので迷うことはなかった」と説明した。

 田中は近年の低迷について「僕もうだうだ言われていることは知っている(笑い)。本当に自分で証明するしかないと思っているので、結果で恩返しするしかないと思っています」と新天地での巻き返しを約束。また背番号11については「ご提示をいただいて、その中で11という数字を聞いた時、子供の頃ジャイアンツファンで斎藤雅樹さんが好きな投手だった。真っ先に思い浮かんだ。これも何かの縁なのかな」と話した。

 阿部監督の印象については「これからしっかり勉強したい」としつつ「現役時代に対戦したこともありますし、捕手なので見ている景色、考えられていることが周りよりも長けているんだろうなと思っております」

 田中は21年にヤンキースから古巣・楽天に復帰し、復帰後4年間で20勝。右肘手術明けの今季は1試合の登板で0勝に終わった。日米通算200勝まであと3勝に迫る中、楽天に年俸2億6000万円から減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える減俸を提示され、退団を決意。自由契約を選択した。

 巨人は今季15勝を挙げ最多勝のタイトル、3度目のMVPを獲得した菅野が海外FA権を行使しオリオールズに移籍。先発陣は補強ポイントになっていた。

 ◇田中 将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日生まれ、兵庫県出身の36歳。駒大苫小牧では2年時に夏の甲子園優勝、3年夏は準V。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。13年はプロ野球新の開幕24連勝を記録し、球団初の日本一に貢献。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。メジャー日本投手では野茂、ダルビッシュ、黒田に次ぐ78勝。21年に楽天復帰。主なタイトルは沢村賞、最高勝率、最優秀防御率、最多勝(11、13年)、最多奪三振(12年)。08年北京五輪、21年東京五輪、09、13年WBC日本代表。1メートル88、97キロ。右投げ右打ち。

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