「あしたのジョー」などで知られる漫画家・ちばてつや氏(85)が「丸出だめ夫」「ロボタン」などの児童向けギャグ漫画で人気を博した盟友の漫画家・森田拳次さんが亡くなったことを25日、自身のブログで伝え、追悼した。
ちば氏は「丸出だめ夫が…」というタイトルで自身のブログを更新し「『丸出だめ夫』や『ロボタン』の作者、森田拳次さんが12月23日の朝お亡くなりになりました」と森田さんが亡くなったことを伝えた。
森田さんについて「森田さんはワシと同じ85歳で、しかも、同じ中国の東北部から、七歳の時、命からがらの引き揚げを体験した同士でした」と振り返った。
また「又、引き揚げ者仲間の高井研一郎さんや北見けんいちさん、山内ジョージさん達と何度も何度も、みんなのふるさと、中国大陸をあちこち訪ね歩く旅もしました。楽しかったなー」と思い出も振り返った。
そして「われわれの引き揚げの記録をマンガにまとめて、こんな立派な本にしてくれたのも森田拳次さんの努力のおかげです」と感謝し「この浅草寺の境内にある『引き揚げ者を忍ぶ母子地蔵』も森田さん達の協力があって建立したもの。森田さんありがとうね。ご冥福をお祈りします。(合掌)」と追悼した。