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大みそか10回目は「RIZIN DECADE」として開催 未来と平本の“代理戦争”や鈴木千裕タイトルマッチなどを実施

スポニチアネックス 2024年12月26日 12時3分

 日本の格闘技イベント「RIZIN」は、10回目を迎える2024年の大みそか大会を「RIZIN DECADE」として、さいたまスーパーアリーナで開催する。大会は2部構成で「雷神番外地」と「Yogibo presents RIZIN.49」が行われる。

 前半の「雷神番外地」は、格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の代表である朝倉未来(32)が率いる「朝倉未来軍」と、総合格闘家の平本蓮(26=剛毅會)が率いる「BLACK ROSE(ブラックローズ)」による対抗戦となる。2人は7月28日の「超RIZIN.3」で対戦し、未来はTKO負けで引退を明言した。今回は代理戦争で激突する。

 未来軍はBreakingDownに出場した冨澤大智(27=フリー)、野田蒼(21=月心会チーム侍)やJAPAN TOP TEAMの五明宏人(29)、安井飛馬(23)が参戦。BLACK ROSEは元Krashフェザー級王者・篠塚辰樹(26=MASTER BRIDGE / 剛毅會)、プロサッカー選手・三浦知良の次男である三浦孝太(22=BRAVE)、元K-1ライト級王者・朝久泰央(26=朝久道場)らが名を連ねている。プロボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(26=米国)とのエキシビションマッチが延期となった第4代K-1 スーパーライト級王者・安保瑠輝也(29=MFL team CLUB es)は、未来軍の大将として登場する。

 後半は「RIZIN.49」が行われる。メインイベントはRIZINフェザー級(66.0キロ)タイトルマッチの王者・鈴木千裕(25=クロスポイント吉祥寺)-挑戦者クレベル・コイケ(35=ブラジル)。クレベルが同級王者だった23年6月24日の「RIZIN.43」で2人はベルトを懸けて対戦するはずだったが、クレベルは体重超過によりベルトを剥奪された。条件付きで行われた一戦は、鈴木が勝てば新王者だったが、1Rでクレベルが腕十字固めでを決めて勝利。公式結果は体重超過があったためノーコンテストとなった。

 その後、ヴガール・ケラモフ(32=アゼルバイジャン)が獲得した王座を、鈴木は23年11月4日にアゼルバイジャンで行われた「RIZIN LANDMARK 7」で奪取。今年4月29日の「RIZIN.46」では金原正徳(42=リバーサルジム立川ALPHA)を1Rで退けて初防衛に成功した。今度は王者として再戦に臨む鈴木は「大みそかにリベンジして本当のチャンピオンに自分はなる」と完全決着を目指す。

 RIZINライト級(71.0キロ)タイトルマッチでは、王者のホベルト・サトシ・ソウザ(35=ブラジル)が階級を上げてきた前フェザー級王者ケラモフを相手に4度目の防衛戦に臨む。RIZINフライ級(57.0キロ)王者・堀口恭司(32=アメリカン・トップチーム)は、初防衛戦で極真空手がバックボーンのエンカジムーロ・ズールー(35=南アフリカ)を迎え撃つ。

 RIZINバンタム級(61.0キロ)次期挑戦者決定戦には、元谷友貴(35=アメリカン・トップチーム)と秋元強真(18=JAPAN TOP TEAM)が登場。RIZIN女子スーパーアトム級(49.0キロ)王者・伊澤星花(27=Roys GYM/JAPAN TOP TEAM)はノンタイトル戦でルシア・アプデルガリム(20=アルゼンチン)と対戦する。

 雷神番外地は12月31日午後1時、RIZIN.49は同午後4時30分開始予定。大会の模様はU-NEXTなどでライブ配信される。

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