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倉科カナ ドラマ、映画に引っ張りだこの理由とは…ドラマ関係者「演技力、存在感、そして人柄が…」

スポニチアネックス 2024年12月26日 7時1分

 女優・倉科カナ(36)主演の注目作が12月5日から配信開始される。動画配信サービス「Lemino」オリジナルドラマ「情事と事情」で欲望渦巻く世界を生きる主人公とその双子の妹の1人2役に挑む。すごみのある悪女役にも定評があり「登場すると劇中で何かが起きる」と言われ、さまざまな作品からの出演依頼が尽きない。映画やドラマ、舞台に引っ張りだこの理由を探った。(鈴木 美香)

 「近年まれに見るような、欲望が渦巻いたドロッとした作品です。いろいろな恋愛事情があるので、どの方にも共感していただきやすいでしょうし、結構突っ込みどころもあると思うんです。いろいろな楽しみ方をしていただけたら」。最新作についてこう語る倉科。キュートなルックスとギャップある悪女を演じることも多く「倉科カナが出てくると何かが起きる」と視聴者をゾクゾクさせていることでも知られる。

 「出てくると何かが起きる”と言っていただけるのは、本当にありがたいです。私自身も作品に臨む時にカギになる役どころに惹かれるので、そういった思いを続けていった結果なのかなと思います。最近では私が出ると犯人と思う人がいるので、“本当は違う犯人がいました”というバリエーションも増えました(笑い)。“あやしい、あやしい詐欺”はします」と楽しんで演じている。

 「小さいころから“悪役”が好きで、メモ帳集めがはやった時も悪役の方を集めていました(笑い)。しっかりと欲望がある悪役には人間らしさを感じていました。みんな“毒”や“欲望”は持っているし、結局その出し加減だと思います。大人になって女優として演じる時も心情的には理解できるところもあります。極悪人だったらぶっ飛んで演じさせてもらうけれど、リアリティーのある悪役だったら単なる悪役というのではなくて、共感できる部分もしっかり出せたらいいなと演じています」。そんな倉科が演じるからこそ凄みのある悪女も生まれているようだ。

 10月までNHK「事件は、その周りで起きている」が放送されるなど、今年もさまざまドラマ、映画に出演していた。現在放送中のフジテレビ系「バントマン」ではヒロインを務め、来年1月にはNHKBSプレミアムドラマ「TRUE COLORS」で主演、2月のNHKドラマスペシャル「正直不動産 ミネルヴァSP」でヒロイン役が控えている。また、12月20日公開の映画「【推しの子】-The Final Act-」にも出演。話題作、注目作に常に倉科が登場している状態だ。

 この引っ張りだこの状況について、ドラマ関係者は「さまざまな役柄に対応できる素晴らしい奥行きを持っている女優さん。かわいらしい外見とのギャップも見る方々を釘付けにできる」と話す。別の民放関係者は「演技力、存在感が圧倒的。それに加えて、人柄が素晴らしくて、現場の雰囲気を良くしてくれます。ぜひ現場にいてほしい女優さん。オファーは途切れないと思います」と話している。

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