浦和が新潟のFW長倉幹樹(25)を獲得することが25日までに決定的となった。浦和ユース出身で、スピードを生かしたドリブル突破や得点力などが持ち味のストライカー。高校1年時に浦和ユースでJユース杯を制した経験がある。
今年のルヴァン杯の町田との準々決勝第1戦では大会史上最多タイの1試合4ゴールをマーク。決勝で名古屋にPK戦の末に敗れ、新潟に初のタイトルをもたらすことはできなかったが、計6得点を挙げて大会得点王に輝いた。リーグ戦では30試合に出場し、5得点2アシストでチームを支えた。
浦和は柏のMFマテウス・サヴィオ(27)、ベルギー1部コルトレイクMF金子拓郎(27)らの獲得が決定的で、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)のDF荻原拓也(25)の復帰も決定的。来夏のクラブW杯や19年ぶりのリーグ優勝へ期待の新戦力となりそうだ。
◇長倉 幹樹(ながくら・もとき)1999年(平11)10月7日生まれ、さいたま市出身の25歳。浦和ユースから順大を経て、22年に関東リーグ1部の東京ユナイテッド入り。同年8月にJ2群馬に、23年7月に新潟にそれぞれ完全移籍で加入。J2通算26試合7得点。昨季は10試合1得点。1メートル77、72キロ。利き足は右。