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中村繁之 驚きのハプニング語る「近藤さんをグーで」近藤真彦主演「ギンギラ学園」泣き笑い客続出

スポニチアネックス 2024年12月26日 7時31分

 近藤真彦(60)の主演舞台「ギンギラ学園」で泣き笑いする中年男性が続出している。29日まで東京・明治座で公演を行う。

 近藤が演出を初めて担当。今年3月で構成作家を引退した鈴木おさむ氏にギリギリで脚本を依頼した昭和感満載のコメディーだ。

 舞台はアイドルを目指すための学校。近藤は転校生役で登場し、1980年代にアイドルとして活躍した俳優の中村繁之、タレント浅香唯らも高校生という設定で出演。昭和らしいアドリブを盛り込みながらステージを展開するため、50代を中心とした客席は連日大盛り上がりだ。

 ステージで息の合った演技を披露している中村は15歳の時に近藤の付き人をしていた。1980年代当時、近藤は「たのきんトリオ」として大スター。中村自身も人気アイドルだったが「スターの近くで学びたい」と立候補して近藤の身の回りのサポートをしていた。そして今、約40年ぶりの共演に深い感慨を抱いてステージに立っている。だが、やはり舞台は生もの。ハプニングも起きて、さらに客の笑いを引き出している。

 ある日、ゲームをする場面で中村はさまざまな偶然が重なって近藤の頭を思い切り「グー」で殴ってしまった。頭を抱えてステージ上で痛がる近藤。暗転になり、中村は近藤を追って舞台袖を目指した。その慌てぶりにすでに笑いが起きた。

 さらに幕間のフリートークで中村が「さっき、近藤さんをグーで殴ってしまって…。それで、すみませんと謝ったら、なんて言われたと思います?」と客席を見渡し、その後で「お前、手大丈夫?と言われました。ビックリしました。心配されて…。そういう人です」と明かすと、客席からは「そうなんだ…」「シゲさん、良かったね」と穏やかな笑いに包まれた。

 中村は「こんなハプニングもあって、演じている方も面白い舞台です。毎回、幕が開いた時には、女性のファン、ペンライトの光に紛れて、奥さんや彼女、友人に連れて来られたんだなという雰囲気で、難しい顔で腕を組んで客席で見ている中年の男性の顔もチラホラ見えるのですが、中盤にはその人たちも楽しんでいて、歌の場面では積極的に手を振って楽しんでくれてます。その笑顔を見て良かったなあとこちらもうれしくなっています」と会場中でもり上がっている現状を話した。

 「大筋のストーリーはあるのですが、みんなのアドリブが多いので思いもよらぬハプニングが毎日起きます。そういったライブ感も楽しんでほしいです」

 アイドル全盛だった80年代の熱気が感じられるステージ。年の瀬にますますもり上がって行きそうだ。

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