NHKは26日、大みそか「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に出場する歌手・星野源(43)の曲目を変更すると発表した。星野は自身が出演した2013年公開の同名映画の主題歌「地獄でなぜ悪い」を披露する予定だったが、「ばらばら」に変更が決定した。
23日の曲目発表後、ネット上では、映画「地獄でなぜ悪い」の監督を務めた園子温氏の過去の報道内容に触れて、星野が同名の主題歌を歌唱することについて疑問視する声があった。
公式サイトでの発表は以下の通り。
第75回NHK紅白歌合戦 星野源さんの曲目変更について
12月23日に行った「第75回NHK紅白歌合戦」の曲目発表以降、星野源さんが歌唱する「地獄でなぜ悪い」に関して、さまざまなご意見をいただいております。
私たち制作チームは、今回のテーマである「あなたへの歌」のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる「あなた」へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました。
なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。
しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている「ばらばら」に変更することを決定しました。
ぜひ、紅白制作チームならびに星野源さんが思いを込めたパフォーマンスにご期待ください。
第75回NHK紅白歌合戦