【万波中正の万thly日記】日本ハムが誇る主砲・万波中正外野手(24)が、日常をコラムでつづる「万thly日記」。今年3月から月1回の連載を開始し、年内最後となる第8回は「万波的3大ニュース」と題して、2024年に起こったグラウンドやプライベートでの印象的な出来事を3つ挙げた。
1つ目は、間違いなく「キャリア初のAクラス入り」。今年の一番のビッグトピックですね。僕が本格的に試合に出始めてから、チームは最下位が多かったし、憧れていたけど、現実として想像できなかった中で、初めてAクラスに入れて、思っていたより、はるかに気持ちが熱くなりました。
クライマックスシリーズ(CS)でハイライト(見せ場)をつくれたのが最高でした。ロッテとのファーストステージ第2戦の9回に打った同点本塁打。スターと呼ばれる選手は確実に大事な場面で活躍しているし、僕も大事な場面での一本は凄く意識しているので、仕事をできたのはうれしかった。本当にいろんなところで話題として言ってもらえるので良かったなと思います。
2つ目は「一人暮らしが始まった」です。自炊はあまりしないけど、凄く快適です。一人でいるのが好きなので、休日はどこにも行かずに家で漫画を読んだり、YouTubeを見たり。過去5年間はずっと鎌ケ谷の寮にいて、一人暮らしをしたら物足りないかなと思っていましたが、そんなことはなく快適です。あまり物を置かないようにしていて、ホテルライクな白基調の部屋になっています。無機質な部屋ですが、凄く気に入っています。
電子版の漫画には重課金するほどハマっています。イチ推しは、面白いものが多すぎて選べませんが、あえて言うなら、「ナノ魔神」(数百年前の中国をモチーフにしたSF作品)です。この作品は、もう僕の中では他の追随を許さないほど、めちゃくちゃ面白い!いつも読むたびに「ああ、今週はここまでか…」と思っています(笑い)。
最後は「町中華にハマった」です。今まで好きな食べ物を聞かれると答えられなかったんですけど、24歳にして好きな食べ物は「中華料理」と言えるようになりました。自分好みのお店を見つけてしまって、そこから夢中で食べています。あえて店名を言いますが、札幌市内にある「孝華」というお店です。このお店の牛肉のあんかけ焼きそばと、豚肉とキクラゲの卵の炒(い)り付けは絶品。僕の好みに興味がある方がいたら、ぜひ行ってみてほしいと思います。CS期間もずっとここの料理を食べていたので、まさに“勝負飯”です。
改めて、24年は精神的に落ち込んだ時の乗り越え方も勉強できましたし、成長できた一年でした。今後に振り返った時に、キャリアのターニングポイントとなる年になるかもしれません。ファンの方々にはたくさんの応援を頂いて、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。(北海道日本ハムファイターズ外野手)