歌手で女優の真由子(50)が26日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。母で女優の朝丘雪路さん(2018年死去、享年82)の思い出を明かした。
父は俳優の津川雅彦さん、母は朝丘さんで、2人は2018年8月、同年4月に他界した。司会の黒柳徹子から「随分その時寂しかったでしょう」と問われると、真由子は「そうですね。あっという間のできごとでした」と振り返った。
津川さんから溺愛されていたという真由子。黒柳から「お母さまがあなたに興味がないと思ってらしたんですって」と尋ねられると、「そうですね。授業参観も父でしたし、全て相談事も全部父だったんですね。母が何かをやってくれるってことは全くなかったんですよね」と回顧した。
また「本人が来てほしい時は必ず“真由子~”って甘ったるい声で言うんですよ」と明かし、「その時は行かなきゃいけない、側に来てほしい時なんだなって。その時は行くと可愛がってくれるんですけど。それ以外は、ちょっと素敵な俳優さんと一緒にいる時なんかは“ママ!”って言うと“あ、来ないで。ママ今忙しいの”って全然相手にしてくれないんですよ」と笑ってみせた。
黒柳が「ところがお母さまが亡くなった後、箱が2つ出てきた」と紹介すると、真由子は「そうなんですよ。それは本当にびっくりして。何も気にしてない人なのに、“私の大切な物”って書いてある箱が奥から出てきて」と明かした。
開けてみると「私のなんてことのない、60点だとか微妙な点数のテストだとか、母の日に贈った手紙だとか、私が書いた絵だとかを全部取ってあったんですよ」と真由子。
「私思わず本当にぶわーっと涙が出て。やっぱりおなかを痛めて産んでくれた母親なんだなって。こう初めて母親を感じた時でしたね」としみじみと話した。
黒柳が「知らなかったからねえ」と反応すると、真由子は「全然知りませんでした。そんなのくしゃくしゃってして捨てる人だと思ってたから」と感動したとし、「父がそういうの取っておいてくれたって言ったら“ああ、お父さんは”って思うんですけど、母にはびっくりしました」と再度驚きを語った。