アイドルグループ「日向坂46」が26日、東京ドームで全国ツアーの最終公演を行った。2年ぶりとなる同所でのライブに、前日25日と合わせて約9万人のおひさま(ファンの総称)が熱狂した。
期待の4期生・正源司陽子(17)の初センター楽曲「君はハニーデュー」から幕開け。2022年の初開催時にはいなかった4期生とのステージに、3期生の上村ひなの(20)は「最初にここに立たせて頂いたときに、“次は4期生も立てたらいいな!”って思っていたことを思い出して、こうして立ててることがうれしい」と喜びを爆発させた。
キャプテンの佐々木久美(28)は「自分を忘れて楽しんで!」と呼びかけ、エース・小坂菜緒(22)が約3年ぶりにセンターを務める新曲「卒業写真だけが知ってる」を初披露するなど全24曲を届けた。
パフォーマンス以外のトークパートに個性があふれた。バラエティーに前向きなメンバーの多いグループらしく、自分たちの力で「日向坂で会いましょう」企画を行うなど会場を盛り上げた。
ツアー期間中に卒業セレモニーを行った丹生明里(23)、濱岸ひより(22)、加藤史帆(26)の3人も登場。丹生は初めてセンターを務めた9枚目シングル「One choice」、濱岸は同期で同級生の小坂とダンスパートがある「青春の馬」、加藤は日向坂46に改名してから初めてセンターを務めた5枚目シングル「君しか勝たん」と、それぞれ思い入れのある楽曲を披露。
アンコールでは全会場で行ったホームラン競争を実施。このコーナーでひなあいでMCを務めるお笑いコンビ「オードリー」が登場。今年2月に同所で前代未聞のラジオイベントを行った“ラジオモンスター”のおでましに会場は熱狂に包まれた。
最後に来年4月5日から2日間、横浜スタジアムでデビュー6周年を記念した「6回目のひな誕祭」を開催することを発表した。佐々木久美は「ここで留まることなくもっともっと上を目指していきたいし、目指すべきだと思います。メンバー一同、一人一人力を付けて、春には5期生も入ってきますし、もっともっと強い幸せハッピーな日向坂をお届けできたらと思います」と語った。