阪神・藤川監督が盗塁意欲を歓迎した。中野を筆頭に、近本、小幡らが盗塁に積極的な姿勢を示していることを受け、「どんどん走れるようになってもらえたらいいなと思う。監督がどういう野球をやるか分からないと言っている選手もいるが、まずは君たちがどれだけできるのかを見せてくださいと。1カ月のキャンプもあるし」と語り、若手を含めて足のアピールを求めた。
指揮官は盗塁重視を掲げているわけではない。シーズンでサインを出せるように、個々の走力アップを願っている段階だ。
昨季は、中日に次いでリーグ2番目に少ない41盗塁に終わった。失敗は35もあり、成功率・539と低迷した。盗塁の多さと、順位の関連性が薄いとはいえ、「走る」という姿勢が相手バッテリーにプレッシャーを与えるのは確実。スチールが増えれば、波及効果で得点力アップにつながる可能性がある。