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早田ひな パリ五輪で痛めた左腕の現状を説明「半分以上は回復」「最後の突き詰めていく部分が…」

スポニチアネックス 2024年12月27日 11時32分

 ◇卓球Tリーグ 日本生命2―3九州(2024年12月26日 貝塚コスモスシアター)

 パリ五輪シングルス銅、団体銀の早田ひな(日本生命)が今季初出場した。

 ダブルスの第1試合に赤江夏星と組んで登場。パリ五輪で痛めた左手首付近に黒いテーピングを巻き、第1ゲームの4―5ではバックハンド、第2ゲームの1―1ではフォアハンドのドライブを決めるなど存在感を示した。だが、ゲームカウント1―2で第1試合を落とし、日本生命も2―3で九州に敗れた。

 「久々の復帰戦ということで緊張もしたけど、自分自身、いいプレーもあった。ただ、やっぱり練習量がまだ足りていないのと、赤江選手とのコミュニケーションが最後にうまく取れず最後に(点を)あげてしまったというのがあるので。そこはちょっと悔しかった」

 2つのメダルを手にしたパリ五輪で左手首付近を負傷。今年11月のWTTファイナルズで102日ぶりに復帰し、Tリーグでは今月9日に選手登録が完了した。

 「(左腕は)ちょっとずつ練習はできるようになってきた感じだけど、しっかりとはまだ練習ができていない感じで。技術自体も、まだ感覚がなかったり、毎日、腕自体の感覚も変わってくるので、そこと付き合いながらというか…。回復でいくと、半分以上は回復しているんじゃないかなと思うけど、最後の突き詰めていく部分がまだちょっと時間が掛かるかなとは思うので。自分自身も、そこはちょっと分かっていないような感じです」

 パリ五輪後には、10年間をともに歩んできた石田大輔コーチとのタッグを解消。ロス五輪での金メダル獲得に向け、新たな道を歩き出した。

 「今日の試合はシングルスに出る選択肢もあったけど、やっぱり腕の状態が分からないので。それでも、ダブルスの試合が終わってから腕の状態を確かめたら、まだいけそうな感じだった。試合をしてみないと分からないし、試合をしてまたケガをしてしまうかもしれないし。こうやって予防をして、たくさんの方に関わっていただいていろんな治療をしていても、人間の限界を突き詰めてやっている部分なので。(またケガを)しないとはいえないけど、順調にうまくやっていけば試合勘も戻ってくると思う。そこは時間の流れに任せるしかない」

 来年1月には、Tリーグに加えてWTTスターコンテンダーや全日本選手権の出場を予定している。全日本ではシングルス3連覇が懸かる中で「違う自分として挑戦していきたい。他の選手が自分を超えることを目標としてくるのは間違いないけど、私自身は復帰してから、同じ土俵に立てていないので。悔いなく試合ができたら」と語った。

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