現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。年の瀬に2024年の野球界を振り返った。
今年もさまざまなドラマや記録が生まれた野球界。4月9日には中日が16年5月10日以来、2891日ぶりの単独首位に立った。
落合氏は「良い野球やってた。先発ピッチャーが抑えてね、先取点を取ってそれをピッチャー陣が抑えて勝ったっていう。理想的なゲーム展開をしてたと思う」としながらも「これほどまでに先発投手陣が早めにへたるとは思ってなかった」と嘆いた。
しかし勝っていたころは「あ、今年の中日はちょっと去年、おととしまでとは違うな」と感じていたといい、「結構注目はしていたんですけどね」と明かした。
投打のバランスは良かったものの、「どっかで(投手を)中6日で回してたものを中5日に切り替えた、その辺からちょっと雲行きが怪しくなってきたかな」と分析。そして「やりようによっては勝つってことが分かったと思う。それを最後まで貫けなかったのは残念ではありましたけどね」と話した。
≪落合氏がピックアップした2024年野球界の出来事≫
3月 健大高崎(群馬)が春夏通じて初優勝
4月 中日単独首位
5月 パドレス・ダルビッシュ日米通算200勝
巨人・戸郷ノーヒットノーラン
6月 ヤクルト・石川23年連続勝利
広島・大瀬良ノーヒットノーラン
楽天交流戦初優勝
7月 ドジャース・大谷日本選手初MLB200号
8月 京都国際タイブレークで初の日本一
9月 ドジャース・大谷54―59
ソフトバンクがリーグ優勝
巨人がリーグ優勝
10月 ドジャース世界一
11月 DeNA日本一
ドジャース・大谷MVP