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広島・常広 青学大の1年後輩・佐々木とドラ1コンビで共闘宣言!「焦らずに高め合っていければ」

スポニチアネックス 2024年12月28日 5時47分

 開幕ローテーション入りを狙う広島・常広羽也斗投手(23)が、ドラフト1位指名された佐々木泰内野手(22)との共闘を誓った。母校・青学大の1学年後輩で、3年生の1年間、同部屋で過ごした間柄。自身の1年目の経験からマイペース調整のススメを説き、「一緒に戦えるのは楽しみ。お互い焦らずに高め合っていければ」と力を込めた。

 常広はうれしそうな表情を浮かべ、青学大の1学年後輩・佐々木の入団を歓迎した。「野球が大好きなやつ。野球小僧だなと思う」と評する今秋のドラフト1位指名選手とは「3年生の時に1年間、同部屋」で過ごしており、性格を知り尽くしている。

 「キャプテンだったけど、チームメートとふざけたりもするし、場面によって柔軟に対応できる賢さはある。人にも好かれるタイプです。人をちゃんと見ていて、先輩らとすぐに仲良くなったりもするので、全然やっていけると思います」

 佐々木は激戦の東都リーグ1部で現役最多の12本塁打を放ち、即戦力として期待される右打ちのスラッガー。ただ、チームが4冠を達成した11月の明治神宮大会で左肩を脱臼し、現在は打撃練習を控えて下半身強化に励む。そんな後輩に、常広は自らの経験を踏まえて助言を送る。

 「先が長いので、ケガをまずは治して。急いで1年目にまたケガして3軍に…となるのが一番かわいそう。制約も出てくるので」

 自身も同じドラフト1位で入団。1年目の今季は、プロ初登板初先発となった9月15日のDeNA戦で待望のプロ初勝利を挙げた。だが、そこに至るまでの過程で肩関節が緩む症状に悩まされ、5月に投げられるようになるまで、コンディション調整に多くの時間を割いた。

 「ドラフト1位で入ってくるので焦ることもあると思いますが、変に焦ってもいいことはない。悪い方向に行かないよう考えてやってほしい。アイツなら2軍スタートになっても、すぐに1軍に上がれると思うので」

 マイペース調整のススメ。その先には「共闘」の2文字がある。

 「一緒に戦えるのは楽しみ。自由にやりたいなら、1軍で活躍するしかない。お互い焦らずに高め合っていければと思います」

 150キロ超の直球や切れ味鋭いカットボール、フォークで2年目に開幕ローテーション入りを狙う右腕。自慢の長打力で1年目から1軍での台頭を誓うスラッガー。チームの勝利に貢献する2人のコラボが楽しみだ。 (江尾 卓也)

 ▽青学大出身の広島選手 新人の佐々木が6人目で、いずれも広島でプロ入りした選手。常広は投手としては97年入団の沢崎俊和以来2人目、佐々木は内野手としては08年入団の小窪哲也以来3人目となる。他球団の主な青学大出身選手には小久保裕紀(ソ、巨)、井口資仁(ダイエー、ホワイトソックス、ロほか)、石川雅規(ヤ)、吉田正尚(オ、現レッドソックス)らがいる。

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