湘南の元韓国代表GK宋範根(ソンボムグン、27)が、古巣の韓国1部の名門全北に完全移籍することが28日までに分かった。複数の関係者が明かした。宋は全北時代の18年ACL(現ACLE)でプロデビュー。23年に湘南に完全移籍し、正GKとして24試合に出場したが、今季は8月に川崎Fから加入した上福元に定位置を奪われ出場20試合にとどまっていた。
韓国代表はU―20世代から各年代で選出され、21年東京五輪では正GKとして4試合に出場。22年W杯カタール大会の韓国代表メンバーにも選出された。
全北はK1制覇9度を誇る名門。今季は開幕から不調に陥り、レギュラーシーズン10位(12位中)で終了し入れ替え戦の末にK1残留を決めた。巻き返しを狙う来季へ、かつて絶対的守護神として君臨した宋の獲得に動いたようだ。近日中にも正式に発表される見通しだ。