総合格闘家のイゴール・タナベ(24=セラヴィー)が「もやもや病」であることを28日、格闘技の「RIZIN」が公式サイトで発表した。
公式サイトでは「RIZINファイターのイゴール・タナベは、大晦日の出場に向けて準備を進めておりましたが、出場にあたりメディカル書類の提出のため、12月はじめに病院にてMRIを撮ったところ、『もやもや病』との診断を受けました」と公表した。
この病気について「この疾病は、脳出血や脳梗塞を起こしやすい状態であるため、MMAや頭部に打撃のある競技、また減量に伴う過度の脱水は非常に危険であるという診断を受けたため、イゴールはしばらくは競技の一線から退くこととなりました」とした。
また「現時点で復帰時期などの目処は立っておりませんが、進捗状況がありましたら都度ご案内をさせていただきます」としている。
公式サイト内にはタナベのコメントも掲載。「応援してくださる皆さんへ」として「年末にこのような報告をすることをお詫び申し上げます。しばらく、RIZINのリングで戦えないことを非常に残念に思っています。今年は迷惑をかけることが多く、リングで全てを取り返したかったのですが、叶わず悔しい気持ちでいっぱいです」と心境を記した。
「もやもや病は完治がないと言われていますが、私はこれまでも不可能を可能にしてきました。必ず復活し、また皆さんの前で戦います」と復活を誓い「それまでは、柔術やグラップリングで世界を目指しますので、これからも応援をよろしくお願いいたします」と伝えた。