◇バドミントン全日本総合選手権第6日(2024年12月29日 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
男子シングルス準決勝でパリ五輪代表の奈良岡功大(23=NTT東日本)は田中湧士(25=NTT東日本)に1―2で敗れた。
第1ゲームを10―21の大差で落とした奈良岡は第2ゲームで21―9と意地を見せたが、第3ゲームは序盤にミスを連発し11―21で奪われた。
「相手は速いのでちょっと(コースが)甘くなると一発がある。それにやられた」と敗因を分析した。
昨年は準決勝で桃田賢斗との対戦が決まっていたが、コンディション不良で棄権した。初優勝を目指した今年も決勝の舞台に立つことができなかった。
もちろん悔しさがないわけではないが「優勝ができればいいかなと思っていた。故障もあってコンディションが悪い中、ここまで来れたので良かった」と納得顔だった。
今年は初めて五輪の舞台を踏んだ。ツアーファイナルズにも参戦した。一方でケガなどで苦しんだ時期もあった。奈良岡は「メンタル的にやられた時も、自分のプレーができなくなった時もあった。大変な1年だった」と1年を総括。2025年に向けては「ツアーで常に上位に入れるようにしたい」と目標を掲げた。