第104回全国高校ラグビー大会のシード13校が30日の2回戦から登場する。2大会ぶり42度目の花園出場となるBシードの常翔学園(大阪第3)は、1回戦で若狭東(福井)を破った高知中央と対戦する。
2年ぶりの聖地を前に、29日は大阪府堺市内で約1時間半の調整。No・8井本章介主将を中心として、選手たちを主体にセットプレーの動きなどを最終確認した。
今大会では優勝5度に加え、歴代3位の通算100勝を誇る古豪。昨年11月に就任した白木繁之監督(36)は監督として迎える聖地での初陣に向けて「結果は力を出し切ればついてくると信じている。まずは一戦一戦ベストゲームができるように、私たちは良い状態を作ってあげることが1番大事だと思うので、そういう意味ではいい緊張感とほどよいリラックスができていて良い状態にある。明日は楽しみたい」と笑顔で語った。
目指すのは12年度を最後に遠ざかる6度目の全国制覇。井本主将は「FWの重たさが強みなので存分に出していけたら。全国優勝しないといけないと思うので、そこを目標にしてやっていきたい」と意気込んだ。