韓国南西部の務安(ムアン)国際空港で旅客機が着陸に失敗した事故で、韓国プロ野球・KIAタイガースの関係者が搭乗していたと30日までに韓国メディア「南道日報」が報じた。
旅客機事故は29日午前9時頃に発生。乗客乗員計181人を乗せた韓国のチェジュ航空機が務安国際空港で着陸に失敗し、空港の外壁に激突して爆発、炎上した。消防当局は179人の死亡を確認。機体の後部から乗員2人が救助された。
「南道日報」によると、この事故の犠牲者にKIAタイガースの球団職員と家族が含まれているという。この球団職員は妻と3歳の息子とともにタイへ家族旅行に出かけ、帰りの便で悲劇に見舞われた。
元々はKIAの本拠である光州地域のマスコミでプロ野球担当記者として勤務。その後、球団職員に転職したという。
KIAタイガースは今季、韓国シリーズで7年ぶりに優勝を飾った。ソフトバンクでもプレーしたイ・ボムホ氏が監督、元中日の中村武志氏がバッテリーコーチを務めている。