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大坂なおみ、復帰戦にストレート勝ちで今季スタート 抗議活動の騒々しさにも「1点ずつ」と集中

スポニチアネックス 2024年12月30日 15時35分

 ◇女子テニス ASBクラシック(2024年12月30日 ニュージーランド・オークランド)

 第7シードで世界ランキング57位の大坂なおみ(27=フリー)がシングルス1回戦で初顔合わせの同220位リナ・グルシュコ(24=イスラエル)に6-4、6-4でストレート勝ちし、白星で新シーズンをスタートした。

 大坂は腰の負傷により9月の中国オープンを途中棄権。その後の木下グループジャパンオープンや東レ・パンパシフィック・テニスも欠場し、これが約3カ月ぶりの復帰戦だった。コートサイドではかつてセリーナ・ウィリアムズ(米国)らを指導した今季からの新コーチ、パトリック・ムラトグル氏が見守っていた。

 スタジアム外でイスラエル選手に対する抗議活動が展開される騒々しい雰囲気の中、叫び声によりプレーを中断せざるを得ないシーンもあったが、第1セットは第3ゲームをブレークして先取。腰を痛めたグルシュコがメディカルタイムアウトを2度取り、そのたびに待たされたものの、第2セットは3-4から3ゲームを連取して1時間25分の試合に決着をつけた。

 安定したサーブや力強いストロークでケガの影響を感じさせなかった大坂は「スコアをほとんど気にしていなかった。1点ずつと自分に言い聞かせ、気落ちしないようにトライした。幸運なこと、最後は良い結果になった」とコメント。「彼女(グルシュコ)とは初めて対戦したけど、とてもいい選手。初戦で少し苦しんだのはよかったと思う」と語った。

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