元中日監督で、通算3021試合出場のNPB記録保持者である谷繁元信氏(54)が、伊東勤氏(62)のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」に出演。古巣・DeNAの過熱する正捕手争いを語った。
正捕手の定義があいまいになった近年の球界で、伊東氏はDeNAの7年目・山本祐大捕手(26)を「最近の中ではよく成長したキャッチャー」と称えた。
一方で、伊東氏は日本シリーズでチームを下克上日本一に導いた9年目・戸柱恭孝捕手(34)の活躍を挙げ、「中日(ヘッドコーチ)のときから彼が出てきたら嫌だった」とリード面を注目していたと明かした。
谷繁氏も「戸柱は日本シリーズで殻を破った」とし、来年は山本を中心に起用するわけにはいかないと指摘。「2人で競い合って山本も力をつければチーム力が上がる」と相乗効果に期待した。
ただ、問題点がひとつ。「そう考えると、松尾がなかなか出られない」と、将来的な正捕手候補である2022年ドラフト1位・松尾汐恩捕手(20)の出場機会が見つけられないとうれしい悲鳴も上げた。