◇バドミントン全日本総合選手権最終日(2024年12月30日 東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
女子ダブルス決勝で、パリ五輪銅メダルの志田千陽(27)・松山奈未(26=ともに再春館製薬所)組が、五十嵐有紗(28=BIPROGY)・桜本絢子(29=ヨネックス)組を2―0(21―5、21―19)で破り初優勝を飾った。
普段は明るい志田が思わず涙を流す場面もあった。
パリ五輪で銅メダルを獲得した後、目標を失い練習時間も十分に取れない状態で試合をこなすなどモチベーションを保つのも難しい時期が続いた。
だからこそを志田は「この大会は優勝がなかったので、ここがチャンスだと思って2人で狙っていた。シダマツとして優勝できたことはうれしい」と振り返った。
松山も「2人でこの大会優勝を狙って10年間やってきたのでやっと優勝できてうれしい」とホッとした表情だった。
年明けから松山は休養に入り、志田はリオデジャネイロ五輪女子ダブルス金メダルの松友美佐紀とのペアで2大会に参戦する。
SNSも志田の涙に反応。「シダマツが初優勝とは意外な感じ」「志田ちゃんが優勝で涙見せるのとか、見たことなかった」「志田ちゃんの涙にウルウル」と反響があった。