阪神・佐藤輝が、大型補強のG倒へ並々ならぬ闘志を燃やした。今オフは守護神・マルティネスを筆頭に甲斐、田中将ら他球団の主力を続々獲得。3・5差で連覇を阻まれた阿部巨人を来季こそ攻略し、2年ぶり奪冠へつなげる。
「(巨人は)また来年、さらに手ごわい相手になると思うので、しっかり頑張って勝つ、というのを目標にして頑張りたい」
今季対戦打率・225(71打数16安打)、8打点はともにセ5球団のカード別で最低。ゲーム差1に迫った9月23日甲子園決戦では0―0の6回無死二塁で凡飛に倒れ、岡田前監督から厳しい言葉も浴びせられた。4月のサヨナラ打や8月に戸郷から放った逆転弾など歓喜の一打も少なくない一方、「伝統の一戦」に苦い記憶も多い背番号8。「凄く悔しい思いをしたので来年はやってやるぞ、という感じで頑張ります」と、早くも強烈なリベンジを宣言した。
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「昨年よりは(トレーニングは)もちろんできている。本当に昨年は忙しかった。秋季キャンプもできたしいいんじゃないですか」
日本一を逃したことは当然悔しいが、その悔恨すらプラスに捉えた。ウエートトレを中心とした鍛錬に日々励み、1月の自主トレ開始を見据える25歳。真価が問われる5年目へ向け、着々と足固めをする。(八木 勇磨)