お笑いコンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎(57)が30日放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。若手時代のNHKで“芸名”について言及する場面があった。
この日は女優の斉藤由貴とともに出演。2人は今月10日に最終回を迎えたTBSドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」で共演。1歳違いで同年代トークを繰り広げた。
NHKについてトークが及ぶと、玉袋は「最初はNHK出られないだから。NHKに勝手に出たことがあったの、昔、若い頃、20代。そしたら、NHKのほうが俺の名前は勝手に変えたんだよ」と告白。「玉袋筋太郎ですけど、台本見たら、俺の名前、“知恵袋健太郎”ってなってた。恨み骨髄よ、なんで、師匠でもねぇのに、NHKに勝手に名前変えられてんだって。やれたのよ」と嘆いた。
ただ、それでも「(文句は)若いから言えなかった」とポツリ。「俺だってあんまギラギラしているタイプじゃなかったから。これは流されるしかねぇって」とボヤくと、斉藤は「ひよったね。ギラギラしているタイプじゃなかったら“俺、違うよ!”って言えば良かったのに」とツッコんだ。
玉袋は「すみませんでした」と平謝り。それでも「姉さん、聞いて下さいよ。20代の頃ですよ、勝手に変えられて。30年やってたら、あるとき、NHKが玉袋筋太郎にOKが出たんですよ。生放送でも」と声を弾ませた。
「スタジオパークに呼ばれた時に、言ったんですよ。その時の、うれしかったっすね」としみじみ。「あの番組、FAXもられるんです。終わった時、(社員食堂の)鉄火丼食うのが好きだったんです。FAXの中で、“名乗れて良かったですね”って。鉄火丼食いながらポロポロ涙出てきちゃって。だって、ようは天下のNHKに玉袋筋太郎って名前を出せるようになったんだって」と感激で涙したことを明かした。
そんな玉袋に、斉藤は「泣くことですかね?」とサラリ。玉袋は「出たよ。ここなんだよ、斉藤さんの素晴らしさって。姉さん」と笑った。
玉袋は長年、NHKに出演する際は「玉ちゃん」名義で出演していた。