「体操のお兄さん」ことタレントの佐藤弘道(56)が31日、東京・日本武道館で開催された音楽イベント「第8回 ももいろ歌合戦」に出演。脊髄梗塞を乗り越えて、元気に体操する姿を披露した。
佐藤は有効な治療法が確立していない原因不明の珍しい病気「脊髄梗塞」を6月に発症。2カ月の入院・加療を経て8月20日に「奇跡的に歩くことができるようになりました」と退院を報告した。その後も懸命なリハビリ生活に励んだ。
佐藤はステージで「みなさーん!こんにちは!」と元気いっぱいあいさつ。「脊髄麻痺という病気で下半身麻痺になってしまった私にこのような素敵な舞台に立たせていただき、ももクロのメンバーの皆さん、そしてモノノフ(ももクロファンの総称)ありがとうー!」と感謝した。
「きょうはいつも側で支えてくれる妻と一緒に体操したいと思います」と、個人事務所社長で妻の久美子さんやももクロメンバーらと「MEKIMEKI(メキメキ)体操」をした。
MEKIMEKI体操は、「ももいろクローバーZ」と日本郵政の「カラダうごかせ!ニッポン!」プロジェクトの一環として佐藤が共に制作した体操。体操にはスクワットやジャンプなどややハードな動きもあるが、佐藤は体をめいいっぱい大きく動かした。体操の“ひろみちお兄さん”が復活した姿を満員の武道館で披露した。
佐藤は「今年も1年ありがとうございました」と感謝。「すごい1年になりましたけど、この『MEKIMEKI体操』を来年も頑張って続けていきたいと思います。皆さんも『MEKIMEKI体操』で勉強も運動もメキメキアップして僕もリハビリメキメキ頑張っていきたいと思います!」と力強く抱負を口にした。
SNSには「ひろみちお兄さんすごすぎる」「やっぱり俺たちのスターだよ」「感動しました」「存在が希望そのものだ」「泣きそう」「リハビリ頑張ったんだなぁ」などの声が上がった。