全米大学フットボールのプレーオフ準々決勝4試合が2日(日本時間3日)までに行われ、ベスト4が出そろった。
レギュラーシーズンによる全米ランキングで1位のオレゴン大と同8位のオハイオ州立大の対戦で行われた「ローズボウル」は、オハイオ州立大が41―21でオレゴン大を撃破。同じBIG10カンファレンス同士でレギュラーシーズンでの対戦では31―32の1点差で敗れていたが、大一番でそのリベンジを果たした。
ランク3位のボイジー州立大と同6位のペンシルベニア州立大の対戦で行われた「フィエスタボウル」は、ペン州立大が31―14でボイジー州立大に完勝。パスオフェンスが得意なボイジー州立大からインターセプト3度とDB陣が気を吐き、逆にパスで3TDを奪って相手をねじ伏せた。
ランク4位のアリゾナ州立大と同5位のテキサス大の対戦で行われた「ピーチボウル」は、テキサス大が2度の延長戦(OT)の末に39―31でアリゾナ州立大に競り勝った。延長1回目で互いにTDを奪い、2度目の延長でもTDを奪ったテキサス大はさらに2点コンバージョンも決めて8点をリード。最後は相手のエンドゾーンへのパスをインターセプトして接戦にピリオドを打った。
ランク2位のジョージア大と同7位のノートルダム大が対戦した「シュガーボウル」は、会場のあるニューオーリンズで暴走車によって15人が死亡するテロ事件が発生したため、1日順延して2日(同3日)に行われた。試合はノートルダム大が23―10でジョージア大に快勝。立ち上がりは一進一退の展開だったが、ノートルダム大は13―3で迎えた第3Q早々にWRジェイデン・ハリソンが98ヤードのキックオフリターンTDを挙げて突き放した。
終わってみれば1位~4位のシード校がいずれも敗れる結果となった。これによりプレーオフ準決勝は9日に「オレンジボウル」で6位ペンシルベニア州立大と7位ノートルダム大が対戦。10日に「コットンボウル」で5位テキサス大と8位オハイオ州立大が対戦する。