フリーアナウンサー徳光和夫(83)が4日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。毎年恒例の第101回箱根駅伝に応援に出かけた際のエピソードを披露した。
徳光は「(母校の)立教大学が前半良かったもので、シードに入るんじゃないかと思った」と往路で来季シード圏内の8位に入った母校の健闘を称えた。
続けて「復路も楽しみに国道134号線へいつもの電動自転車を走らせて沿道に立ったわけであります」と説明した。母校の前に先頭を走る青山学院の原晋監督に声をかけようと思ったそうで「いつもは選手に声をかけるんでありますけども、ぱっと目に入ったのが伴走車に乗っている原監督。原監督と目が合えばいいなと思いながら原監督に思い切り“青山学院強すぎるぞ。原さん、今年もよろしく”みたいなことを叫んだんですけど、全く通じないような感じでありました」と明かした。
青山学院大が通過した20分後には母校の立大が目の前を通過するタイミングになったという。「8区を走る山口くんという選手が姿を見せてくれた。12位か13位で何て声をかけていいのかと思って、来る前にいろいろ考えるわけですね」と立大で8区を担当した山口史朗(4年=四日市工)に声援を送る準備を始めたという。
徳光は「“三重県の星・山口、湘南ロードを突っ走れ”ちょっと違うな、とか。“川奈の風・山口、君は今、湘南の風になってる”ちょっと長いかもしれないな、とかね。“セントポールの山口、これがサザンロードだ。えぼしが君に微笑んでるぞ”とかね。そういったことをいろいろ考えているうちに山口君が目の前に来たわけであります」と説明した。
決めぜりふが決まらないまま山口が接近。「その時に年忘れにっぽんの歌で辰巳ゆうとが箱根八里の半次郎を歌っていたんですよ。それがパッと頭に浮かんじゃいまして。思わず“山口、お前は箱根8区の半次郎だ”って全然意味もないようなかけ声をかけてしまったのが昨日だった。悔いが残ったなと湘南立教会の人たちと笑いながら家に帰った」とやり取りを明かした。