元ソフトバンク監督の工藤公康氏(61)がYouTube「名球会チャンネル」に出演。昨季「0勝」に終わった後輩右腕に古巣の復活を託した。
今季の覚せいを期待する選手。他が若手の名前を挙げる中、工藤氏は「若い人ばかりの中、申し訳ないんですけど…」と、西武の高橋光成投手(27)の名前を挙げた。
実績もあるチームのエースの名前をあえて挙げ、「エースが0勝じゃあどうしようもない」と、0勝11敗に終わった昨季をあらためて指摘した。
防御率は3点台。好投しながら打線の援護のない試合も多かった。その結果の11連敗には「運もなかった」と同情の声も多いが、工藤氏は否定する。
「運だけじゃない。1点はしょうがないとか思っちゃダメ。ここは何が何でもゼロで抑えるんだという気持ちは絶対にチームに伝わる」と、エースの気迫が呼び込む勝利もあると力説した。
エースが0勝で、チームは91敗の最下位という屈辱のシーズンに終わった。
工藤氏は「彼が本当にピッチャー陣を引っ張って西武をAクラス、それより上(優勝)に持って行くと、しっかり目標を持って、自分がピッチャー陣を引っ張っていくんだという強い気持ちを持って1年間やってほしい」と古巣のエース右腕に熱いエールを送った。