プロ野球の榊原定征コミッショナー(81)が6日、今後のポストシーズンのシステムについて、議論の必要性を言及した。日本野球機構が仕事始めを迎えたこの日、理事会で問題提起されていたことを明かし、昨年DeNAがセ・リーグ3位から日本一に輝いたことについて「ドラマチックな展開だった。ただ、感情的に3位のチームが日本一か?というのはある。“シリーズチャンピオン”とか言い方を変えるとか」と私見を述べた。
昨年、DeNAは貯金2の3位でリーグ優勝した巨人とは8ゲーム差を離されていた。CSを勝ち上がり、下克上での日本一。榊原コミッショナーは現在のCSの仕組みについて「よく考えたシステムにはなっている」としながらも、CSファイナルSで現在は1勝としているアドバンテージをゲーム差に応じて2勝にするなど様々な意見は過去にあったという。
「具体的な議論になっているわけではないが、今のままでいいのかどうかというのは、これから議論していかないといけない。皆さん、問題意識を感じているというのは実態」と語った。