【谷口キヨコのごきげん!? SOLOライフ】あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2025年はさらに自分を見つめ、周りを眺めながら、少しずつ『なりたい自分』に近づいていきたいです。そんな思いや行動を皆さまに伝えていきたいと、勝手に思ってます。わがまま言いますが、お付き合いいただければ幸いです。
昨年のクリスマスイブに掲載された私のコラムは『むきだしになることを恐れずに、強くカッコよく生きてる人をお手本にしたい』で締めくくられています(他人ごとのように言ってみる)。つまり、やっぱりお手本を探し続けているわけです。このコラム新年一回目もそのお話の続きをしたいと思います。
今のところ、お手本が見つからないなら、自力でなんとかしなけりゃならない。じゃあどうしようか、ってことになりますよね。
今回は、冒頭でも書いた『なりたい自分』についてです。年を重ねて少しは丸くなったとは思いますが、感情の起伏は依然めっちゃあるし、それに加えてある意味、頑固になった気もします。固定観念に縛られているというか…。「これじゃなきゃ」とか「こうだよね」とか、しょうもないことにこだわったり、勝手に自分で決めつけているところもあり…あきませんねぇ、体も心も柔軟にいきたい。
で、相変わらず怒ったり、すねたり、悲しんだり、負の感情も満載な私ですが、そんな人になりたくてここまで生きてきたわけやないんです。
特に年を重ねて、ちょっとぐらい丸くなるだけではなく『こんな大人になりたい』という全体のイメージははっきりなくても(だから本当は具体的なお手本が欲しいんですけど)、何かあったときに『こう対処できる人はすてきだ』とか『カッコいい』というのは私にもあるんです。
何か起こればすぐにスイッチが入ったように怒る人ではなく、笑って許せる人とか、まずは受け入れてちゃんと話を聞く人、とか…。もちろん私と全く同じではなくても『こんなことが起こったときにこう対処できる…こんな人がいいな』、っていうのは誰しも持ってると思うんですね。
ならば、自分がそうなればいいんですよ!自分がそう対処すればいいんですよね!小さなことから一つ一つ、そう対処するためには、沸き上がる自分の感情に気持ちや行動を任せていてはあきません!立ち止まるんですよ、感情に負けずに。そのためには冷静でいないとあかんし、落ち着いていないとあかんし、余裕もないとあかん。ずっとそれを意識する、という面倒くさいミッションがくっついてきます。
でもね、そのことを意識せずに、私自身は感情に任せて言ったことや、行動で後悔したことが山ほどあります。日常のささいなことでいえば、そんな後悔が毎日山ほどあります。後悔してもそのことばかり考えていられないから、やり過ごしてなんとか生きてます。それが例え小さなことでも、ほんまはすごい後味悪いくせに。「あんなこと言わなければ…」「ああしなければよかった…」「ああすればよかった…」めちゃくちゃあるんです。
「こんな人になりたい」という大きくて、はっきりした理想がなくても、一つ一つの物事に対する自分なりのベストな対処は分かるし、具体的に示せるんです。
そうであるなら、それを積み重ねるしかないのでは…。それを積み重ねて毎日を生きれば、その結果、まさに『なりたい自分』になれるのではないかな、と思うんです。
(まだ続く)