◇大相撲稽古総見(2025年1月6日)
横綱・照ノ富士は3大関の申し合いに割って入り、大関・大の里と7番連続で取って3勝4敗だった。
土俵上で相撲を取る稽古はこの日が今年初めて。「同じ右四つだし、初日だからね。あまり変な動きはしたくない。やりやすいかなと思って」との理由で大の里を指名した。3場所ぶりの復帰となる初場所出場について問われると、「誰が休むと言った?」と前向き。「スタミナ面でもこれから上げていければいいと思う。体をずっとつくってきたので、あとは感覚を戻すだけ」と手応えを口にした。
▼横綱審議委員会・山内昌之委員長(東大名誉教授) 横綱は思った以上に回復していると思った。大の里と7番で3勝4敗で、悔しい雰囲気があった。若手力士や大の里にアドバイスもしていた。豊昇龍に好感が持てました。俺もいるぞ、というのがあった。上に上がる人間は自分の方が先に、という気持ちがあるのでしょう。