阪神の新人合同自主トレが8日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で始まった。ドラフト1位・伊原陵人投手(24=NTT西日本)、同2位・今朝丸裕喜投手(18=報徳学園)ら9人が寒風吹きすさぶグラウンドで軽快に動いた。
藤川球児監督(44)、平田勝男2軍監督(65)ら1、2軍の首脳陣も一堂に会し、ルーキーたちの一挙手一投足を見守った。ウオーミングアップを終えた選手から三塁ベンチ前であいさつを受けた藤川監督は「ちょっと寒いので気をつけてやってもらえたら。寒さに腹立てて練習してください!」と“球児流”のメッセージを授けた。
続けて「キャッチボールは一球一球、大事に。ピッチャーはキャッチボールの一球一球というのをコーチたちも見ているし、そこをおろそかにしなかったら、現役が終わるまですごく丁寧にやれる。バッターはもちろん、最後までやり切るというクセをつけておけば。どこまでいっても基礎は大事になるので、そこを頑張ってやってください」と語った。