大相撲の大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が8日、茨城県阿見町の同部屋で金沢カレーを全国でチェーン展開する「ゴーゴーカレーグループ」(本社・石川県金沢市)から化粧まわしを贈呈された。
石川県津幡町出身の大の里は昨年2度の優勝に加え大関にもスピード昇進。昨年1月1日の能登半島地震及び9月の奥能登豪雨で大きな被害を受けた被災地へ多くの勇気を届け続けた。さらには地元石川県への感謝や激励の言葉を述べる姿勢にもゴーゴーカレーは深く共感。昨年から始めている継続的な物資支援や、被災地エリアでの炊き出しなどの「復興ゴーゴープロジェクト」の一環として、ユニークな化粧まわしが作成された。
お披露目された化粧まわしは、ゴーゴーカレーの象徴である「ゴリラ」を中央にあしらい、ブランドカラーの黄色を基調とした力強いデザインが特徴的。大の里が「ゴリラ」のように強さと優しさを兼ね備え、相撲界でさらなる活躍を遂げること、そして能登半島に元気と勇気を与え続けてほしいという願いが込められているという。大の里は「地元の企業からいただくのは初めて。うれしいしとても光栄です。ゴーゴーカレーさんと一緒に盛り上げていきたい。石川のひとたちを元気にして賜杯を抱いていい報告ができるようにしたい。土俵からも勇気を届けていきたい」とさらなる精進を誓った。
12日から始まる大相撲初場所(東京・両国国技館)に向け新春は2日から始動。6日の稽古総見、7日の佐渡ケ嶽部屋への出稽古では動きの良さが目立った。「いい感じに追い込んでいる。九州の反省を生かしてしっかりと準備調整をしてきたつもり。15日間しっかり頑張っていきたい」と話した。