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ソフトバンクのドラ1村上泰斗 「ミスター」「燃える闘魂」「バカ殿」2月20日生まれ有名人級に

スポニチアネックス 2025年1月9日 6時2分

 ソフトバンクのドラフト1位・村上泰斗投手(17=神戸弘陵)が、8日の新人合同自主トレで2日連続で球界のレジェンドから訓示を受けた。7日は城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)、この日は韓国球界で“野神”の異名を取る元球団アドバイザーの金星根(キム・ソングン)氏(83)に自分らしさ追求を説かれた。“ミスター”こと巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(88)ら有名人多数の2月20日生まれの剛腕は、同姓の“村神様”ばりのしっくりくる呼称を募集した。

 村上にとっては連日の刺激となった。筑後ファーム施設での新人合同自主トレ2日目。この日は韓国で「野球の神様」と呼ばれる金星根氏が訪れ、訓示を述べた。7日の城島CBOの言葉も合わせ、17歳は2人のつながりを感じ取っていた。

 「昨日の城島さんと同じく“他に頼ることなく自分自身でやる”ということでした。自分で当たり前のことをやり続ける。意識から変わってきました」

 プロの世界で己の道を突き詰めると、結果が残る。名前も球史に刻まれる。そう感じた。城島CBOも村上と同じ、高卒ドラフト1位でダイエーに入団。強肩強打の捕手として日米でプレーし“ジョー・バズーカ”の異名を取った。金星根氏は、韓国7球団の監督として勝ち続け“野神”といわれた。一流は愛称がある。村上も意識を持ち始めている。

 「何でもありがたいですので、周りの方々に付けていただきたいです」。これから呼称定着を狙う村上。そのスター性は誕生日に表れている。“ミスタージャイアンツ”や“ミスタープロ野球”と呼ばれる長嶋氏と同じ2月20日生まれ。「長嶋さんだけじゃなく、志村けんさんも藤田ニコルさんも。中学のときに知りました」。“バカ殿”で人気を博したレジェンド芸人に加え、“燃える闘魂”と呼ばれたプロレスラーのアントニオ猪木氏も同じ誕生日。いずれも人気者で異名を持つ。

 球界を見渡せば同姓で真っ先に思い浮かぶのはヤクルトで史上最年少で三冠王となった“村神様”こと村上宗隆だ。「いやー、お任せします」と17歳は2代目“村神様”の襲名を、謙虚に1軍で活躍後と設定している。こちらの村上は5人きょうだいの末っ子で、兄3人は全員、名前の2文字目に「泰斗」のように「斗」が付く。

 最速153キロを誇り、阪神・藤川監督の現役時代のような“火の玉ストレート”を夢見る。その剛腕でブレークすれば、おのずとぴったりな愛称は生まれるはずだ。 (井上 満夫)

 ○…金星根氏はこの日、韓国の関係者を引き連れて筑後ファーム施設を訪れた。新入団選手に対し「高校、大学とは違う。下手すれば1年で終わり。すべて自分次第。1%の大事さを思ってやりなさい」と訓示した。18年から王貞治球団会長に請われ、22年まで監督付アドバイザーなどを務めており「将来、楽しみとの言葉はいつまでもない」と若手選手へ厳しさを貫いた。

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