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麟太郎は大学新人ナンバー1 米野球専門誌が発表「バレルの感覚を持ち、コンタクト率も高い」

スポニチアネックス 2025年1月10日 2時33分

 米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が8日(日本時間9日)、1カ月後に開幕が迫る大学野球で恒例の「新人選手ランキング」を発表。花巻東(岩手)からスタンフォード大へ進学した佐々木麟太郎内野手(19)を1位に選出した。

 同誌は選出理由を「バレル(長打になりやすい打球速度と打球角度の組み合わせ)の感覚を持ち、コンタクト率も高い」と強調。同大公式サイトでもトップページで紹介され、佐々木もインスタグラムのストーリーズで同誌の投稿を引用した。

 歴代最多の高校通算140本塁打を記録し、昨年3月に渡米。将来有望なアマチュア選手が出場するMLBドラフトリーグなどに参加した。同リーグではトレントン・サンダーの一員として通算25試合で2位タイの4本塁打を記録。8月初旬に一時帰国した際は「目標は全米大学選手権優勝」と誓っていた。デビュー戦とみられる2月14日(同15日)の開幕・カリフォルニア州立フラートン校戦へ向け調整を重ねている。

 佐々木は26年7月のMLBドラフトで指名対象になる。NPB球団が米国大学生を獲得するにはドラフト指名が必要だが、学年制限はない。仮に今秋ドラフトで獲得を希望する場合はNPBに身分照会し、他球団にも通知される。だが、佐々木は4年間は学業を全うする意思を固めているもようだ。

 同誌は「佐々木は今春、打線の中軸を担うことが予想されており、(同大が所属する)アトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)の新人王を受賞する可能性もある」と期待。怪物の新章がいよいよ始まる。

≪昨季22勝33敗で逃したカレッジ・WS出場へ≫

 NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のACC所属のスタンフォード大は2月14日の開幕戦から5月17日(日本時間18日)のノースカロライナ州立大戦まで50試合。全31地区の公式戦の結果、チャンピオンシップシリーズに進む64大学が決まり、勝ち残った8大学が6月13日(同14日)にネブラスカ州オマハで開催の「カレッジ・ワールドシリーズ」を戦う。同大は23年まで3年連続で同シリーズに出場していたが、昨季は22勝33敗で出場を逃した。

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