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ソフトバンク・近藤 日本ハム時代にバッテリー組んだ上沢を全面サポート!!打撃でも援護

スポニチアネックス 2025年1月10日 6時3分

 元相棒への全面サポートを約束した。昨季パ・リーグMVPのソフトバンクの近藤健介外野手(31)が9日、鹿児島・徳之島での自主トレを公開。日本ハム時代にバッテリーを組んだ、新加入の上沢直之投手(30)の活躍に太鼓判を押し、打撃での援護も約束した。右翼手としてシーズン全試合出場を目指し、打率3割、出塁率4割をクリアするのが目標。同じ千葉出身でドラフト同期の右腕を強力にアシストする。

 上沢との再会を心待ちにし、近藤はオリックス・西川らとの徳之島自主トレに励んでいた。鹿児島県天城町内での自主トレは8年連続。最初の18年には日本ハムでドラフト同期だった上沢も一緒だった。

 「一緒にやりましたし、対戦もしましたし。本当にいい投手。本当に心強いです。また一緒にできるのはうれしい」

 12年の新人合同自主トレでは、キャッチボールの相手が上沢だった。思い出深いのは14年9月15日のオリックス戦。当時捕手だった近藤は好リードで上沢のプロ初完封をアシストした。元相棒の球質や性格もよく知るだけに移籍1年目の心配は特にしていない。「ゆったりとしたフォームから強い球を投げて、変化球も多彩。人見知り、場所見知りもしないので、すぐに溶け込むと思う」と太鼓判を押した。

 上沢のソフトバンク加入が決まった直後には電話で連絡し「よろしくね」と伝えた。同じ千葉出身でもある元相棒とは、この一言で十分だった。メジャー挑戦わずか1年で国内に復帰することになったが、「アメリカではきつかったと思うけど、日本だと大丈夫なんじゃないかな」と話し、バットでの援護にも言及した。

 「計算しやすい選手になろうと考えています。ライトで全試合出ること、打率3割、出塁率4割はノルマじゃないけど、やらないと。より高いものにこだわりたい」

 昨季は打率・314、出塁率・439で首位打者、最高出塁率を獲得し、初のMVPにも輝いた。さらに長打力を上げるべく、打撃練習では新たなティー打撃を導入した。「より投手に向かって強く角度よく振れるように」。重心を低くして構え、胸の前で腕をクロスさせて抱えたバットを振るなど、練習に工夫を凝らしている。

 2月のキャンプは前半の参加を免除されており、徳之島では同13日まで活動予定。数百万円する屋内練習場の人工芝を寄贈し、きょう10日からは自主トレをライブ配信するなどフル活動する。昨季痛めた右足首の回復具合も順調だ。「よりいいものを求めていきたいです」。元相棒との再会を楽しみにしつつ己を追い込む。 (井上 満夫)

 ≪先輩パパとして心得をド軍・大谷に伝授≫

 ○…近藤がドジャース・大谷に先輩パパとして心得を説いた。昨年末に妻・真美子さんの第1子妊娠を公表した日本ハム時代の後輩へ、「野球と筋トレが趣味ですが、もうその時間を割くのは厳しいですよ」と育児に追われることになると忠告した。徳之島は「子宝の島」とも言われ、空港名は「徳之島子宝空港」。出生率が全国平均を大きく上回る南国の地で、3児のパパは無事な出産を願っていた。

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