最速153キロを誇るソフトバンクのドラフト6位右腕、岩崎峻典投手(21=東洋大)が9日、「オカダの教え」を胸に飛躍すると誓った。
履正社で指導を受けた岡田龍生監督(現東洋大姫路)は春夏の甲子園で優勝1度、準優勝2度の名将。高校は寮がないため自宅から通い、指揮官から「食事も練習だし、寝るのも練習」と自主性の大事さを説かれた。意識して自分を磨き、19年夏の甲子園では優勝に貢献。計4試合に登板し、星稜(石川)との決勝戦では2回1/3無失点の好救援で胴上げ投手になった。
東洋大でも岡田イズムを生かし、「みんなが見ていない間にどれだけやれるか」と自分に課してきた。プロでも「自分でやれる人が伸びていくんじゃないかと思う」と大事にしていくつもりだ。
新人合同自主トレ第1クールの最終日だったこの日はキャッチボールやノックなどで汗を流し、「楽しかったです。実戦が始まったらもっと楽しいかもしれない」と胸を高鳴らせた。岡田監督は22年4月から母校・東洋大姫路を指揮し、今春の選抜出場を確実にしている。恩師の挑戦も励みにし、鍛錬を積んでいく。 (杉浦 友樹)
≪大山は新人から刺激を受けた≫
H…大山が筑後ファーム施設で自主トレし、「1軍の戦力として入っていけるか競っている立場。アピールしたい」と腕まくりした。新人合同自主トレの初々しい後輩たちの姿を見て「最初はわけも分からず時間が過ぎた」と回想。1年目の昨季は18試合に登板し、今季はさらなる飛躍を期している。おみくじでは「2年連続で大吉」を引いて新年の好スタートを切った。