広島・中村奨が、鹿児島市内の最福寺で、チームメートの会沢、堂林とともに昨年に続いて護摩行に臨んだ。
「変わりたいという一心で参加させていただいた。去年は1、2軍を行ったり来たりすることが多く、カープの現役選手の中でも一番、行ったり来たりしていると思う。今年は結果を残さないといけない」
摂氏約400度超の熱さに耐えながら、約1時間半、真言を唱えて気持ちを新たにした。昨季は自己最多の70打席に立ちながら、打率.145、0本塁打、1打点。再調整による3度の出場選手登録抹消はチーム野手で最多だった。「今年は一年間、1軍戦力として戦っていきたい」。1軍と2軍を行き来する“エレベーター”卒業で、高卒8年目の今季こそ殻を破る。