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半年前にたまたま取材 勝手に縁を感じる巨人育成5位の西川歩投手

スポニチアネックス 2025年1月10日 8時2分

 年が明け、各球団の新人選手が続々と入寮している。巨人も支配下5選手、育成6選手の計11選手が川崎市のジャイアンツ寮に入った。その中で勝手に縁を感じている選手がいる。

 育成5位の西川歩投手(18=山村学園)。昨年も巨人担当だったため、プロ野球取材が主なのだが、高校野球シーズン真っ盛りの昨年7月、たまたま埼玉大会を取材した。

 最速148キロ左腕は5回戦の聖望学園戦で9回7安打3失点で完投勝利。「1年生の時(22年夏の準決勝)に負けている相手だったので、2度、同じ相手には負けられない」。身長1メートル69と小柄ながら気持ちを前面に出した熱投が印象に残っていた。まさか半年後に巨人の新人選手として入寮を取材するとは思っていなかった。

 入寮にはオレンジ色のだるまと犬の抱き枕を持参。「昨年末のだるま市でジャイアンツカラーのものがあったので買いました。抱き枕はお母さんに昨年の誕生日プレゼントで買ってもらいました。抱き枕がないと寝られない」と堂々としたマウンドさばきとは別人の18歳の素顔がのぞいた。

 そして、私事ではあるが、山村学園の岡野泰崇監督が、記者の母校・茨城県立緑岡高校の先輩だ。面識はなく、埼玉大会の取材前に岡野監督についても調べている最中に気づいた。母校は公立の進学校で、野球の強豪校とはいえないため、取材の現場でOBに会うことはまずない。まさか埼玉で、あいさつさせてもらうことになるとは思わなかった。「じゃ、記事を大きく頼むね!」と肩を叩かれた。西川が支配下を勝ち取り、初勝利をあげた際には大きく取り上げたいと思います。(記者コラム・青森 正宣)

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