米MLSマイアミのハビエル・マスケラーノ監督(40)が9日、同クラブにブラジル代表FWネイマール(32)を加入させてバルセロナ時代の「MSN」を再現することは「検討すら不可能だ」と語った。
マイアミには同監督の現役時代にバルセロナで同僚だったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(37)、元ウルグアイ代表FWルイス・スアレス(37)が所属。バルセロナでは14~17年に、2人にネイマールを加えた豪華3トップ「MSN」が形成された。ネイマールはパリSGから23年に移籍したアルヒラル(サウジアラビア)との契約が今年6月で満了。今年に入り米CNNのインタビューで、メッシ、スアレスとプレーすることは「もちろん素晴らしい。今でも連絡は取り合っている。僕らのトリオが復活すればとても興味深い」と答えていた。
しかし、9日にマイアミで開かれたMLSメディアデーに参加したマスケラーノ監督は「ネイについては何もないので話せない」と質問を一蹴。「ネイは確かに素晴らしい選手だ。世界中のどの監督も彼を欲しがっているが、MLSのサラリーキャップに関するルールはご存じの通りだ。だから現時点で我々が彼について考えるのは不可能だ」とサラリーキャップを理由に挙げた。
元アルゼンチン代表のマスケラーノ監督は昨年11月に就任。昨季のマイアミはレギュラーシーズンで史上最多の勝ち点74をマークしながら、プレーオフで敗退していた。