オリックスの宮城大弥投手(23)が10日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。岸田新監督から開幕投手に指名されている左腕は、今年初めてブルペンに入り傾斜を使って15球。今季の目標に「ケガをしない」を設定した。
「去年はケガをして、チームも自分も凄い苦しい位値というか、成績だった。僕自身も規定投球回数に届かなかったので。ケガせず、チームも優勝したいと思いますし、自分も改めて規定投球回を目指して頑張りたい」
昨季は20試合で141回2/3を投げ、7勝9敗、防御率1・91。チーム最終戦の10月6日の楽天戦では6回1失点と力投し、あと1回1/3で規定投球回に到達したが、7回表途中で無念の降雨コールドとなり、涙を流した。最後はあまりに不運な形となったものの、5月8日の楽天戦で「左大胸筋の筋損傷」を発症し、約1カ月半離脱したのが響いた。
今オフは体づくりやケアを一層、徹底。背番号18に変わり、不動のエースと期待される今季、色紙に「ケガをしない」としたため、フル回転を期した。