男子テニスツアーのASBクラシックは10日、ニュージーランドのオークランドでシングルス準決勝が行われ、世界ランキング52位のガエル・モンフィス(38=フランス)が同133位のニシェシュ・バサバレディ(19=米国)に7-6、6-4でストレート勝ちし、決勝へ進出した。
38歳131日での決勝進出は1990年のATPツアー開始以来、歴代2番目の年長記録。最年長記録はイボ・カルロビッチ(引退、クロアチア)の39歳311日で、19年にマハラシュトラ・オープン(インド・プネー)で記録している。
モンフィスのツアー決勝進出は35回目で、11日の決勝では世界66位のジズー・ベルグス(25=ベルギー)を相手に通算13勝目を目指す。「今日勝ち抜けたことに満足している。簡単ではなかった」と振り返り、「彼は私を限界まで追い込んでくれた。明るい未来が待っている」と対戦相手のバサバレディを称えた。
バサバレディはスタンフォード大を卒業し、昨年の下部大会チャレンジツアーで活躍して12月にプロ転向。ハードコートでのATPツアーレベルの大会で米国選手の準決勝進出は、16年のアトランタ・オープンで18歳ながら4強入りしたライリー・オペルカ以来の年少記録だった。12日開幕の全豪オープン(メルボルン)では1回戦で元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。