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中村紀洋氏 近鉄からの複数年契約を拒否し単年契約を結んだ理由「あまり給料が上がると…」

スポニチアネックス 2025年1月10日 20時12分

 近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が10日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を開設。2001年オフに近鉄からの複数年契約のオファーを断り、単年契約を結んだ経緯について説明した。

 中村氏は2000年に初タイトルとなる本塁打王と打点王、翌年にも打点王に輝くなど選手として脂が乗った時期だった。2002年にFA権を取得予定だったことから01年オフに近鉄から推定6年35億円の複数年契約を打診されたが、これを拒否して年俸5億円+出来高払い1億円の単年契約を結んだ。

 この時の心境について「FAを取得するなと思いながらプレーをしていたので、2001年に複数年契約を持ちかけられましたけど、“単年でいかせてください”と。それはFAのこともあるし、あまり給料が上がると声をかけてくれるチャンスも減るかなと思って1年で」と説明した。

 2002年7月にFA権を取得。巨人、阪神、近鉄に加えて、大リーグのメッツからもオファーが届いたという。金額については「言いづらいところがある」としつつも「いい評価をいただきました」と感謝した。日米4球団が提示したオファーの金額は、巨人、阪神、メッツ、近鉄の順だったと明かした。当時、メジャー挑戦の意思については「全くなかったですね。ゼロです。全く考えていなくて、メジャーなんて恐れ多いと思っていました」と振り返った。

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