元日本スーパーライト級王者・細川バレンタイン氏(43)が自身のYouTube「前向き教室」を更新。世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(31=大橋)の相手の傷口狙うのは「当たり前」発言の真意を推測した。
井上は1月24日に東京・有明アリーナでサム・グッドマン(26=オーストラリア)と4団体統一王座防衛戦を行う。昨年12月に予定していたが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことで延期になっていた。
試合ではグッドマンが負傷した左目を狙うのかと聞かれ、井上は「当たり前じゃないですか。勝負ですからね。そこは一つ大きな弱点になる」と言い切った。
この発言をメディアが「傷口を狙う」と解釈して報じた。
細川氏は「実際“狙う”ってことはしないと思うよ」と笑い飛ばした。
「なんで井上がそう言ったかというと“そこに当たって切れたって俺は知りませんよ”と言いたいだけ。わざわざ傷口狙ってネチネチ攻撃するわけじゃない」
普通にボクシングしていれば当たってしまうし、そのときに相手の言い訳にされたくない。傷口は気にしないと宣言しただけだという。
細川氏は「でも試合開始して一発目のジャブでブシャーって(血が)出たら寒いな」と指摘した。
「ピカソもグッドマンも(井上との)勝ち負けの面白さはない。そういうところを楽しまないと」と、井上の圧勝が予想される試合だけにいつ出血するかに注目するのも一興と主張した。