C大阪が今季エース候補としてブラジル1部バイーアのFWラファエル・ハットン(29)を獲得することが10日、決定的となった。複数の関係者によると、期限付き移籍になる見通し。交渉は細部を詰める段階という。
昨季リーグ2位の21得点を挙げたFWレオ・セアラのようなボックスストライカーではなく、ビルドアップにも参加できるセカンドストライカータイプ。左右両サイドでもプレー可能性で、アーサー・パパス新監督の目指す攻撃的なサッカーにフィットしそうだ。
15年に在籍した新潟では、リーグ出場機会なく退団。だが、22―23年シーズンはフランス1部トゥールーズでリーグ30試合出場5得点4アシストを挙げるなど大きく成長した。元日本代表FWオナイウ阿道と同僚で、同年の同国国王杯制覇にも貢献。24年シーズンはバイーアで公式戦36試合出場6得点2アシストを挙げていた。
前日9日に始動したC大阪は、リーグ3位以内とタイトル獲得が目標。ラファエル・ハットンと同郷ブラジル出身の快足ウインガーの獲得も内定しており、早ければ2人とも11日から始まるキャンプ地のタイから合流するという。
◇ラファエル・ハットン 1995年11月30日生まれ、ブラジル・パラナ州出身の29歳。ポンチ・プレッタでプロデビューを果たし15年8月に新潟へ期限付き移籍。ゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)やスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)を経て21年夏にトゥールーズ(当時2部)に移籍。23年夏にバイーアへ加入した。1メートル83、82キロ。右利き。