元日本代表で松本で9年間プレーした田中隼磨さん(42)が、クラブが虚偽の説明をしたことで名誉を傷つけられ精神的苦痛を受けたとして、運営会社に130万円の損害賠償を求めて提訴したことが10日、分かった。同日、第1回口頭弁論が長野地裁松本支部であり、クラブ側は請求棄却を求めた。
訴状によると、クラブ運営に助言をする役職だった23年12月、暴言を吐いたとされるコーチの処遇を巡り、クラブと決裂し、役職を辞めた。しかし、当時の社長が事実と異なる説明をしたため、自身が辞任したことについてわがままなイメージを与え、名誉を傷つけられたとしている。