オリックス・宮城が大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開し、“年男の誓い4カ条”を立てた。
(1)ケガをしない 昨年は左大胸筋の筋損傷で約1カ月半離脱し4年ぶりに規定投球回到達を逃した。「1イニングでも長く他の先発陣や中継ぎ陣に負担をかけないように」とエースの自覚をのぞかせつつ「やっぱり(最優秀)防御率は狙いたい」と照準も定めた。
(2)開幕星 すでに2年連続の開幕投手に内定済み。初の大役を務めた昨季はソフトバンク相手に黒星を喫し、「去年負けてしまっていますし、しっかりゲームをつくって初戦からいいスタートを」と腕ぶした。
(3)凱旋登板 昨季は負傷離脱により5月に予定されていた故郷・沖縄での初登板がかなわず。「沖縄に帰省した際に同級生から“なんで来なかった?”と圧をかけられた。今年は行けるように」。今季も7月1、2日に控える地元での西武戦を見据えた。
(4)「常熱」体現 山本由伸(ドジャース)が抜けた昨季以降、目立つのが要所での気迫を押し出す投球。「自然に熱くなっている部分はあると思う。そのまま続けられたら」と今季キャッチフレーズを体現する。
この日は雪もちらつく中、今年初のブルペン投球で捕手を立たせて15球。「厄年でもあるので。どう転ぶかは自分次第」と笑った年男が、覇権奪回のキーマンを務める。(阪井 日向)