日本代表MF鎌田大地（28）が所属するクリスタルパレスのオリバー・グラスナー監督(50)は10日、英3部ストックポートとのFA杯3回戦に向けた記者会見に出席。今冬の移籍市場について「チームを去りたいと言っている選手は一人もいない」と明かした。
グラスナー監督は先日のチェルシー戦を足首の負傷で欠場したMFヒューズについて「まだ出場できそうにない」とコメント。そけい部を痛め11月に戦線を離脱したMFウォートンの回復状況について聞かれると「回復しつつありますが、チームでのトレーニングにはまだ程遠い状態です。復帰時期は分かりませんが、1月中に復帰する可能性はかなり低いと思います」と答えた。
さらに「今週は体調不良の選手が多かった。（チェルシー戦から）今日までFWマテタ、DFラクロワ、DFミッチェルは練習していない。MFクポルハは今日初めて練習したが、GKヘンダーソンも体調不良のため今日は家に帰った。明日には1人か2人が復帰するかもしれないが、熱を出して寝込んでいたので、もちろん先発出場はできない。だからまだ疑問符が付くことが多い」と複数の選手がコンディション不良な状況だと明かした。
そして今冬の移籍市場については「現在2人の移籍に取り組んでいますが、どのくらい早く完了するか分かりません。（交渉は）順調に進んでいるようなので、名前については決まり次第お知らせします」と戦力補強を匂わせた。一方で「（現状では）チームを去りたいと言っている人は一人もいません。選手たちはここに残りたいと望んでいます」と明言。最近出場機会が減っているMF鎌田も残留する見込みだとした。
なお、英スカイスポーツではクリスタルパレスが獲得を狙う新戦力の2人についてミルウォールの19歳MFロマン・エッセと、今季リバプールからミドルスブラへ期限移籍中の19歳FWベン・ドークだと報じていた。