◇米男子ゴルフツアー ソニー・オープン第2日(2025年1月10日 ハワイ州 ワイアラエCC=7044ヤード、パー70)
44位から出た平田憲聖(24=ELECOM)が8バーディー、1ボギーの63で回り、通算9アンダーで第2ラウンドを終えた。ホールアウト時点で単独首位に立った。
ショットメーカー平田のショットが冴えた。1番で1・5メートルにつけてバーディーで滑り出すと、2番は1・2メートル、3番は3メートルにつけてスコアを伸ばし、4番では8メートルのパットを沈めて4連続バーディー発進した。
9番パー5では5・5メートルのチャンスを生かし、10番は1・2メートルにつけて連続バーディーで首位を捉えると、12番では10メートルのバーディーパットをねじ込み、スコアを落としたザック・ジョンソン(米国)をかわして単独首位に浮上した。
15番は第2打でグリーンを外し、続くアプローチを寄せ切れずボギーを叩いたが、最終18番パー5では第2打をグリーン手前まで運び、アプローチを50センチに寄せてバーディー。単独トップでフィニッシュした。
昨季、日本ツアーで4勝を挙げ賞金ランク2位になった平田は先月の米ツアー最終予選会に挑戦したが、8位に終わり、2打及ばず5位までに付与される今季出場権を逃した。
米下部ツアーに参戦する意向を示しているが、今大会で優勝すれば米ツアーのシードが得られる。また優勝できなくても10位以内なら次戦アメリカン・エキスプレス(16日開幕、カリフォルニア州)の出場権が手に入る。83年に青木功、22年に松山英樹が勝った日本と相性の良い大会で24歳に大きなチャンスが巡ってきた。