韓国出身初の大リーガーでドジャースなどでプレーした朴賛浩氏(パク・チャンホ=51)の自宅がカリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事で全焼したと11日までに韓国メディアが報じた。
韓国メディア「朝鮮日報」によると、パク・チャンホ氏は山火事発生後、家族とともに近くのホテルに避難。その後、ビバリーヒルズにある自宅が全焼したという。
パク・チャンホ氏は「コリアン・エクスプレス」と呼ばれ、1994年にドジャースでメジャーデビュー。アジア出身の投手で最多の通算124勝を挙げた。その後にオリックスでもプレーし、12年に現役を引退した。
朝鮮日報によると、ドジャース時代だった99年にビバリーヒルズに2階建ての豪邸を購入。05年に結婚した夫人と3人の娘がいるという。
山火事は現地時間7日、ロサンゼルス西部や北部近郊で発生し、強風の影響などで拡大した。捜査機関によると、確認された死者数は9日夜時点で10人。警察は10日、約15万3千人が避難命令の対象下にあると表明した。バイデン大統領も同日、「安否不明者が多数いる」と述べ、死者が増えるとの見通しを示した。
スポーツ界でも被害が出ており、八村塁が所属するプロバスケットボールNBAレイカーズのJJ・レディック・ヘッドコーチ(HC)の自宅が全焼。ウォリアーズのスティーブ・カーHCの実家も焼失した。
また、レ軍が9日にダウンタウンのクリプトドットコム・アリーナで予定していたホーネッツ戦は延期。11日に同アリーナで予定されているスパーズ戦は開催が不透明となっている。